防災・蓄電池

12.8kWh蓄電池で停電時に何ができる?家電別・時間別に徹底シミュレーション

12.8kWhの大容量蓄電池は停電時にどこまで頼れるのか。冷蔵庫・エアコン・スマホ充電など家電別の消費電力から、節電モードなら何日もつか、真夏の停電でエアコンは使えるかまで具体的に試算。全負荷・200V対応で変わる「停電中の暮らし」を解説します。

2026-08-24
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12.8kWh蓄電池で停電時に何ができる?家電別・時間別に徹底シミュレーション

「12.8kWhの蓄電池」と聞いても、それで停電時に何ができるのか、正直ピンと来ないですよね。エアコンは使える?冷蔵庫は何日もつ?スマホの充電は?

この記事では、12.8kWh蓄電池が停電時にできることを、家電別の消費電力から具体的に試算します。読み終える頃には、「停電中のわが家の暮らし」が具体的にイメージできるようになります。

✅ この記事の結論(先に要点)

  • 12.8kWhは最低限の生活(冷蔵庫+照明+通信)なら2〜4日分、通常に近い生活でも1〜2日分の目安
  • 200V対応なら真夏の停電でもエアコンが使える。熱中症リスクへの備えとして大きい
  • 太陽光と併用すれば「昼に充電・夜に使う」サイクルで数日超の停電にも対応できる
  • スマホ充電だけなら数百回分に相当。近所への電源シェアも現実的
  • 数値はすべて目安。実際の稼働時間は機器・季節・使い方で変動する

📅 最終更新日:2026年8月24日/本記事の消費電力・稼働時間は一般的な家電の目安値による簡易試算です。実際は機器の型式・設定・外気温・蓄電池の実効容量により変動します。個別の条件での試算は無料診断をご利用ください。

まず前提:12.8kWhとはどのくらいの電気か

一般的な家庭の1日の電気使用量は10kWh前後です。つまり12.8kWhの蓄電池は、普段どおりの生活まるまる1日分に相当する電気を貯められる計算になります(実際に使える容量は変換ロス等により若干目減りします。本記事では実効約11kWhとして試算します)。

家庭用蓄電池では5〜7kWhクラスの製品も多い中、12.8kWhは大容量クラスに位置します。この差は停電が長引いたときに「夜をしのげる」か「生活を続けられる」かの差になって表れます。

家電別:停電中に使うと何時間もつか

主な家電の消費電力の目安と、12.8kWh(実効約11kWh)を単独で使い切るまでの時間です。

家電 消費電力の目安 それだけ使った場合
スマホ充電 約15Wh/回 約700回分
LED照明(リビング) 約40W 約270時間
冷蔵庫(自動運転) 平均約50W 約9日
Wi-Fiルーター+テレビ 約110W 約100時間
エアコン(6畳・安定運転) 約300〜500W 約22〜36時間
電子レンジ 約1,300W 約8時間(実際は1回数分)
IHクッキングヒーター 約1,500〜3,000W 調理数十回分

※定格ではなく実運転の目安値。機器・設定により大きく変動します。

単品で見ると「意外ともつ」ことがわかります。問題は組み合わせです。次でシナリオ別に見てみます。

シナリオ別:停電中の暮らしシミュレーション

シナリオ1:節電モード(冷蔵庫+照明+通信だけ)

冷蔵庫(50W)+最小限の照明(20W)+スマホ・ルーター(20W)≒ 約90W、1日約2.2kWh

→ 蓄電池単独で約4〜5日。情報を絶やさず、食材を守り、夜の灯りを確保する「災害モード」の暮らしなら、12.8kWhはかなり長くもちます。

シナリオ2:日常に近いモード(+テレビ・洗濯機・エアコン数時間)

上記+テレビ数時間+洗濯機1回+エアコンを夜間中心に6時間 ≒ 1日約5〜6kWh

→ 蓄電池単独で約2日。真夏でも熱帯夜にエアコンで眠れるのは、健康面で決定的な差です。

シナリオ3:太陽光と併用(昼に充電・夜に使う)

ここが本命です。太陽光発電とセットなら、停電中も日中の発電で家電を動かしながら蓄電池に再充電できます。5kW前後の太陽光なら晴天日に10kWh以上の発電が見込めるため、晴れが続く限りシナリオ2の生活を継続できます。

2019年の台風15号では99%解消まで約280時間(約12日)かかりました。「1〜2日しのぐ」ではなく「復旧まで生活を維持する」備えには、蓄電池と太陽光の併用が現実的な答えになります。全体像は太陽光+蓄電池の災害対策 完全ガイドをご覧ください。

「全負荷・200V」でここまで変わる

同じ12.8kWhでも、給電方式で停電中にできることは大きく違います。

  • 特定負荷型:決めた回路のみ給電。「冷蔵庫とリビングだけ電気がある家」
  • 全負荷型:家全体に給電。停電に気づかないほど普段どおり
  • 全負荷+200V対応:エアコン・IH・エコキュートも稼働。真夏・真冬の停電で家族を守れる

RESOLAで設置する住友電気工業「POWER DEPO® H」は、容量12.8kWh・全負荷・200V対応で、リン酸鉄リチウムイオン電池採用・機器保証15年。停電時は自動で給電に切り替わるため、深夜の停電でも操作は不要です。

費用面:この備えを0円で持つ方法

12.8kWhクラスの蓄電池は、購入すると工事費込みで190万〜260万円程度が相場です(設置費用相場の詳細)。東京都の補助金(10万円/kWh・上限120万円)を使っても、太陽光と合わせて200万円前後の自己負担が残ります。

この初期費用の壁を回避する方法が、太陽光+蓄電池をセットで初期費用0円・月額定額で設置するサービスです。仕組みと条件は蓄電池も初期費用0円で設置する方法で正直に解説しています。

まとめ:12.8kWhは「復旧まで暮らしを守る」容量

  • 節電モードなら2〜4日超、日常に近い生活でも1〜2日が目安
  • 200V対応なら停電中もエアコンが使える——夏の停電での健康リスクに効く
  • 太陽光併用で**「昼充電・夜使用」の持久戦**が可能になり、長期停電にも対応
  • 台風・地震の前にできる備えは停電対策チェックリストで確認を

ご自宅の電気の使い方でどのくらいもつかは、屋根条件・使用量をもとに個別に試算できます。無料診断をご利用ください。

よくある質問

Q. 12.8kWhの蓄電池だけで停電時に何日もちますか?

A. 使い方次第です。冷蔵庫・照明・スマホ充電・情報収集など最低限に絞れば1日2〜3kWh程度の消費となり、満充電から2〜4日程度が目安です。エアコンや調理家電も使う通常に近い生活では1〜2日程度になります。太陽光発電と併用して日中に再充電すれば、晴天が続く限りさらに長期間の停電にも対応できます。

Q. 停電中に蓄電池でエアコンは使えますか?

A. 200V対応の全負荷型蓄電池であれば使えます。エアコンの多くは200V機器のため、100Vのみ対応の蓄電池では動かせません。消費電力は6畳用で数百W程度のため、12.8kWhクラスなら真夏の熱帯夜に一晩エアコンを使う程度の余力はありますが、連続使用は残量と相談しながらの運用になります。

Q. 停電時に蓄電池から家全体に電気は送れますか?

A. 全負荷型なら家全体に給電でき、どの部屋の照明・コンセントも普段どおり使えます。特定負荷型は事前に決めた一部の回路のみです。災害時にブレーカー操作や配線を意識せず「普段どおり」使えるのは全負荷型の大きな利点です。

Q. 蓄電池は停電中に太陽光から充電できますか?

A. できます。太陽光発電とセットのシステムであれば、停電中も日中の発電で蓄電池に充電し、夜に使うサイクルを回せます。「昼に貯めて夜に使う」を繰り返せるため、大規模災害で復旧まで数日〜数週間かかるケースでも、電気のある生活を続けやすくなります。

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